10月14日、さわやかな秋晴れの午後、台風や新型コロナ感染拡大により4年間見送っていた「ハートカフェ」をようやく開催することが出来ました。
「ハートカフェ」は、訪問看護ステーション飛鳥晴山苑がご縁を頂きお見送りをさせていただいたご利用者様のご家族とのグリーフケアのための集いです。
9年前にお母様を看取られた方から昨年ご主人を看取られた方まで11家族13名のご家族においでいただきました。
お茶を飲みながらお会いできなかった間のご様子や近況を伺ったり、思い出話をしたりしました。失った悲しみや辛さを今なお抱えているご家族もおられます。語る事によって、辛さを乗り越えるのではなく、その出来事を受け容れ、悲しみと共にある自分の存在を愛おしみ、一歩一歩これからを踏み出すきっかけになればと思っています。
実は関わらせていただいた晴山苑のスタッフにも喪失感や悲嘆の感情が残ります。ハートカフェで想いを聴き語ることが私共にとっても大切な時間となります。
様々な事情でおいでになれなっかたご家族もおられます。その方々へも思いをはせながら、また来年もハートカフェを開催できるよう願っています。
所長 石井
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